【遊戯王マスターデュエル】R以下だけで組む表サイバー流デッキレシピ
こんにちは、前回に引き続き遊戯王のマスターデュエルについて書いていきます、管理人のKAANIです。
遊戯王マスターデュエルで、2022年3月23日(水)16時半から、「N/Rレアリティフェスティバル」というイベントが開催されることになりました。
このイベントでは「レアリティがノーマルもしくはレアのカード」しか使用できなくなっており、普段の環境とは全く異なる状態で対戦することになります。
しかし、そんな環境でも負けじとサイバー流を使いたいという稀有な人(私です)のために、今回、「N/Rレアリティフェスティバル」でも使える表サイバー流のデッキを組んでみました。
興味のある方はこのままお付き合いください。
この記事の対象者
・イベントであろうが何であろうが、どんな時でもサイバー流を使いたい方
・サイバー流を使いたいが、URやSRをほとんど持っていない方
1.デッキレシピ
サムネイル画像でも出していましたが、デッキレシピは以下の通りとなります。
レシピ画像は遊戯王ニューロンというアプリで作成し、掲載しています。
以下内訳です。レシピ画像の順に記入してあります。
■メインデッキ 40枚
●モンスター 20枚
サイバー・ドラゴン・ヘルツ 3枚
サイバー・ドラゴン・ネクステア 3枚
サイバー・ドラゴン・ドライ 3枚
サイバー・ドラゴン・フィーア 3枚
サイバー・ドラゴン 3枚
セイクリッド・エスカ 3枚
サイバー・エルタニン 1枚
壊星壊獣ジズキエル 1枚
●魔法 16枚
ライトニング・ボルテックス 2枚
パワー・ボンド 2枚
サイバー・リペア・プラント 3枚
サイバー・レヴシステム 3枚
サイクロン 3枚
手札断殺 3枚
●罠 4枚
サイバネティック・オーバーフロー 3枚
サイバー・ネットワーク 1枚
■エクストラデッキ 15枚
●融合モンスター 7枚
ペアサイクロイド 2枚
キメラテック・フォートレス・ドラゴン 2枚
鉄駆竜スプリンド 1枚
極戦機王ヴァルバロイド 2枚
●エクシーズモンスター 5枚
キキナガシ風鳥 1枚
No.85 クレイジー・ボックス 1枚
重機王ドボク・ザーク 1枚
サイバー・ドラゴン・ノヴァ 2枚
●リンクモンスター 3枚
ペンテスタッグ 1枚
機関重連アンガー・ナックル 1枚
転晶のコーディネラル 1枚
2.デッキの使い方
相手の妨害次第というところもありますが、このデッキは後攻ワンキルを目指して動きます。
レアリティをR以下に限定してサイバー流でデッキを組もうとすると、すぐに大問題にぶち当たります。エクストラデッキに入れることができるサイバー・ドラゴン関連モンスターがたったの2種類しかないのです。
↑ レアリティがR以下のエクストラデッキ枠サイバー・ドラゴン関連モンスター
(左:サイバー・ドラゴン・ノヴァ 右:キメラテック・フォートレス・ドラゴン)
その他に、展開とサーチの要である、「サイバー・ドラゴン・コア」や「エマージェンシー・サイバー」等も使用することができなくなっています。機械族レベル5モンスターとして、サイバー・ドラゴン・ノヴァのエクシーズ召喚時に重宝する「銀河戦士」もSRなので使用不可です。
その他の魔法カードで言うと、「リミッター解除」はもちろん、「機械複製術」や「おろかな埋葬」も使用できず、融合召喚できる対象が全て使用できないことから「オーバーロード・フュージョン」も間接的に使用できなくなっています。サイバー・ドラゴンをデッキから特殊召喚できる「融合派兵」も使用できません。
非常に困った状況ではありますが、それでもそこはやはりサイバー流です。
しっかり後攻ワンキルまで持っていくことができます。
このデッキで目指す最終盤面は、相手のモンスター・魔法・罠が無い状態で、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」「攻撃力1700以上のサイバー・ドラゴン」「攻撃力2100以上のモンスター」が揃う盤面です。
↑ サイバー・ドラゴン・ノヴァ
(機械族レベル5モンスター2体でエクシーズ召喚できる。エクシーズ素材を1つ取り除き、墓地のサイバー・ドラゴンを蘇生させる効果を持つ。また、1ターンに1度、自分フィールド上のサイバー・ドラゴンを除外し、自身の攻撃力を2100上げることができる(相手ターンでも使用可)。相手によってフィールドから墓地へ送られた場合には、機械族融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚できる効果も持つ。)
サイバー・ドラゴン・ノヴァはサイバー・ドラゴンを除外することで、攻撃力を上げる効果を持っていますが、その効果はバトルフェイズで、除外対象のサイバー・ドラゴンが攻撃した後でも使用することができます。また、この効果を使用するために必要なサイバー・ドラゴンは、このカード自身の効果で墓地から蘇生できます。
また、機械族融合モンスターを特殊召喚できる効果では、基本的には攻撃力4000で2回攻撃できる「極戦機王ヴァルバロイド」を選ぶことになりますが、このカードは相手プレイヤーを直接攻撃できないので、フィールドのカードを破壊できる「鉄駆竜スプリンド」や相手プレイヤーへ直接攻撃できる「ペアサイクロイド」も選択肢になります。
(ペアサイクロイドは同名モンスター2体が融合条件であるため、パワー・ボンドを使用すれば、サイバー・ドラゴン2体等を素材に、攻撃力3200の直接攻撃できるモンスターとして融合召喚することもできます。)
サイバー・ドラゴン・ノヴァのエクシーズ召喚条件は、機械族レベル5モンスター2体となっていますが、このデッキでは比較的容易に条件を満たすことができます。
①手札に「サイバー・ドラゴン・ドライ」と「サイバー・ドラゴン・フィーア」がある場合
「サイバー・ドラゴン・ドライ」の召喚にチェーンして「サイバー・ドラゴン・フィーア」の特殊召喚効果を発動すると、フィーアがフィールドに出てからドライの効果が発動するため、フィールド上のこの2体両方が、レベル5モンスターとなります。そのまま機械族レベル5モンスター2体でエクシーズ召喚します。
フィーアについては、特殊召喚用のコストが手札にある場合は「サイバー・ドラゴン・ネクステア」で代用可能です。相手フィールド上にモンスターが存在する場合は「サイバー・ドラゴン」でも代用できます。
要は、フィールド上に「サイバー・ドラゴン(効果でサイバー・ドラゴン扱いになっている場合も含む)」が存在する場面で、ドライを召喚すれば、機械族レベル5モンスター2体が揃うということです。
②手札に「サイバー・ドラゴン・ネクステア」と「セイクリッド・エスカ」がある場合
「サイバー・ドラゴン・ネクステア」の自身の特殊召喚効果使用時のコストとして、「セイクリッド・エスカ」を墓地へ送り、ネクステアを特殊召喚します。
ネクステアの効果で墓地の攻撃力か守備力が2100の機械族モンスターを蘇生できますが、その際に墓地のセイクリッド・エスカを選択し、特殊召喚します。
さらにセイクリッド・エスカが特殊召喚された場合に、デッキから2枚目のセイクリッド・エスカを手札に加えることができますので、ネクステアをリリースし、そのままアドバンス召喚します。セイクリッド・エスカは機械族レベル5モンスターですので、2体でエクシーズ召喚します。
セイクリッド・エスカは光属性機械族モンスターなので、「サイバー・リペア・プラント」でのサーチに対応しています。
また、サイバー・リペア・プラントは、「サイバネティック・オーバーフロー」がフィールド上で破壊された場合の効果でデッキからサーチできるので、「サイクロン」等で自ら破壊し効果を発動することで、サイバー・リペア・プラントを手札に加え、セイクリッド・エスカを無理やり手札に引っ張ってくることも可能です。
③自分フィールド上に機械族レベル5モンスターが1体以上存在し、手札に「サイバー・レヴシステム」があり、墓地に「このターン効果未使用のサイバー・ドラゴン・ヘルツ」がある場合
「サイバー・レヴシステム」で「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を墓地から蘇生した際に、このターン、ヘルツの効果をどれも使用していない場合は、ヘルツのレベルを5にする効果を使用できます。
また、サイバー・レヴシステムは手札の「サイバー・ドラゴン」を特殊召喚することもできますので、サイバー・ドラゴン・ヘルツが墓地に送られた場合の効果でデッキからサイバー・ドラゴンを手札に加え、レヴシステムで特殊召喚するといった動きも可能です。
フィールド上に機械族レベル5モンスターが1体以上存在する場合は、このような方法でもエクシーズ召喚条件を満たすことができます。
これらの情報を組み合わせて、サイバー・ドラゴン・ノヴァをエクシーズ召喚しつつ、前述した最終盤面を構築していく流れとなります。
例えば、手札に「ライトニング・ボルテックス」「サイバー・ドラゴン・ドライ」「サイバー・ドラゴン・ネクステア」「 サイバー・ドラゴン」「セイクリッド・エスカ」が存在する場合には、
①ライトニング・ボルテックスを使用し、コストでサイバー・ドラゴンを墓地へ送り相手モンスターを一掃する。
②サイバー・ドラゴン・ネクステアの効果で自身とセイクリッド・エスカを特殊召喚する。
③サイバー・ドラゴン・ドライを召喚し、ドライとネクステアのレベルを5にし、そのままドライとネクステアでサイバー・ドラゴン・ノヴァをエクシーズ召喚する。
④ノヴァの効果で墓地のサイバー・ドラゴンを蘇生。
⑤最終盤面完成。(内訳:サイバー・ドラゴン・ノヴァ、セイクリッド・エスカ、サイバー・ドラゴン)
3.方針についてまとめ。
デッキの使い方の項では、後攻ワンキルを目指すと書きましたが、今回のイベントでの環境は、「バージェストマ」等の罠カードが非常に多く出てくる可能性があります。
しかし、今回は「魔女の一撃」という、「召喚や特殊召喚や、魔法・罠・効果などを無効にされた場合に、相手の手札と相手のフィールドのカードを全て破壊する。」という非常にやっかいな罠カードが刺さるような環境なので、無効にする系のカードをデッキに積み込むのは躊躇われます。
もしも罠カードだらけの相手ばかりだった場合は、あえて先攻を取り、展開してから「サイバネティック・オーバーフロー」等でセットされた魔法・罠カードをセット後即座に破壊していく方針を取った方が良いかもしれません。
また、魔女の一撃が少なそうなら無効にする系を積み込み、罠カードが少なそうな環境であればそもそもの後攻ワンキル戦術で行く、というように、柔軟に戦い方を変えていく必要がありそうです。
どんな環境になるのか、私も今から非常に楽しみです!
それではまた。
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